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カヌレの流行は2022年が2回目?再び注目されたポイントとは
2023年05月10日お役立ちブログ
1990年代に一度流行し、近年再び注目されているカヌレ。
フランスの伝統的な焼き菓子ですが、日本で独自の進化を遂げています。
今回は、過去2回の流行をクローズアップし、最近話題になっているカヌレの特徴を紹介します。
カヌレ最初の流行は1990年代
フランスのボルドー地方の伝統菓子カヌレは、1986年にピエール・エルメがパリで販売したことで一躍有名になりました。
日本では1995年頃にその存在が知られて最初の流行となり、洋菓子店やパン屋などで扱われ始めました。
今ではフランス菓子の一つとして、日本に定着しています。
カヌレは溝のある筒状・釣り鐘状の独特な形状で、ちょっとした手土産やプレゼントとしても人気のスイーツです。
2020年代のカヌレブームは2回目の流行
洋菓子の一つとして日本にも定着したカヌレですが、2020年代に入り再び流行を見せています。
農林水産省が発表した、2021年流行スイーツ予想で取り上げられており、2022年のトレンドグルメにもランクインしました。
カヌレ専門店が増えているだけでなく、ホテルのアフターヌーンティーで提供されたり、コンビニでも販売されたりと、今やカヌレはさまざまな場所で楽しめるスイーツです。
インターネット通販が普及したこともあり、全国からのお取り寄せも簡単にできます。
2回目の流行で独自進化を見せるカヌレ
2回目の流行を見せている現在、日本独自の進化を遂げた新しいカヌレも登場しています。
最近話題になっているカヌレの種類を紹介します。
さまざまなフレーバーを楽しめるカヌレ
ラム酒やバニラビーンズで風味づけしたカヌレだけでなく、さまざまな素材を生地に混ぜて、カヌレのフレーバーもバリエーション豊かになりました。
季節のフルーツやチョコレート、抹茶に桜といった和の要素を取り入れたカヌレも登場し、いろいろな味を試したくなります。
デコレーションを加えたカヌレ
チョコレートでコーティングしたり、クリームを注入したり、フルーツやナッツをトッピングしたりと、デコレーションを加えたカヌレも人気です。
生地に練り込むフレーバーとの組み合せでさらにバリエーションも増え、カヌレ専門店のショーケースを賑わせています。
SNS映えする可愛らしい見た目のカヌレは、手土産にもぴったりのスイーツです。
トロリとした半熟食感のカヌレ
カラメリゼされた外側はカリっと、中はもっちりとした食感が従来のカヌレでしたが、最近では半熟食感の新しいカヌレが誕生しました。
「半熟カヌレ」「生カヌレ」などの名前が付けられ、カスタードクリームのようなトロリとした食感を楽しめます。
小さくて食べやすいプチカヌレ
通常のカヌレは直径5~6cmの型で作られますが、プチカヌレは一回り小さい直径3cm程度の型で作られます。
小さなサイズなら種類豊富なカヌレを複数味わえるので、プチカヌレも人気です。
色とりどりのプチカヌレを詰め合わせれば、おしゃれなギフトにもなります。
カヌレから派生したスイーツ
外側はカリっと、中はもっちりとしたカヌレの食感を真似た、カヌレ風のスイーツも登場しています。
カヌレの釣り鐘状の形状はおしゃれな反面、食べづらく感じることもあるため、パウンドケーキ型やドーナツ型にしたものが登場しました。
ほかにもお菓子メーカーが、手軽に持ち運べて楽しめる、カヌレの風味や食感を再現したお菓子を発売しています。
また、カヌレの形をしたパイ生地のスイーツ「パヌレ」が、カヌレの次に流行るスイーツとして話題になっています。
お家で作るカヌレ
2020年からのコロナ禍では在宅時間が増えたこともあり、お菓子作りレシピの検索頻度も上昇しました。
カヌレの材料は卵(卵黄)、小麦粉、バター、牛乳、ハチミツなど、お菓子作りの基本的なものがほとんど。
そろえやすさから、レシピ投稿サイトには家庭でも作れるカヌレのレシピも多数投稿されています。
卵黄ではなく卵白も使うレシピや、小さなお子さんでも食べられるハチミツを使わないレシピなどのバリエーションもあり、お菓子作りが好きな方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
カヌレは1990年代に日本で流行し、洋菓子の一つとして定着しました。
その後、2020年代から再び流行を見せ、バリエーション豊かなカヌレが登場しています。
フレーバーやデコレーションで華やかにしたものや、トロリとした新食感のカヌレも注目されるほか、食べ比べにもぴったりな小さなサイズのものもあります。
話題のカヌレは、自分で楽しむだけでなくプレゼントにもおすすめです。
手土産やギフトに迷ったら、カヌレを選んでみてはいかがでしょうか。