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飛騨赤かぶをご存知ですか?「赤かぶ漬け」人気の4ブランドをご紹介

2022年12月25日お役立ちブログ

江戸時代に飛騨国の中心として栄えたのが飛騨高山です。
その当時の面影を残す古くからの街並みの美しさに、近年は国内だけではなく国外からの観光客も増えています。
そのような中、観光を楽しむのに欠かせないのが旅先のお土産です。

お土産は甘いお菓子が多いですが、甘くないお土産が欲しい方や、甘いものが苦手な方も多いのではないでしょうか。
今回は、飛騨地方のお土産としての赤かぶ漬けをご紹介します。
甘いものが苦手な方も苦手ではない方も飛騨を訪れたらぜひ食べてみてください。

飛騨赤かぶをご存知ですか?「赤かぶ漬け」人気の4ブランドをご紹介

飛騨の赤かぶをご存知ですか?

飛騨の赤かぶとは岐阜県飛騨地方で昔から栽培されている赤い皮色のかぶです。
古くから栽培されている飛騨の赤かぶは、飛騨・美濃伝統野菜にも認証されました。
飛騨の寒さが赤かぶを美味しくするため、9月中旬ごろに種まきをし、11月に収穫されます。

その飛騨の赤かぶを塩だけで漬けた、赤かぶ漬けは地元の特産品のお土産として広く知られています。

飛騨の赤かぶの特徴と歴史

飛騨の赤かぶは皮の鮮やかな赤い色に、葉は明るい緑色の美しいコントラストの赤かぶです。
扁平な丸の形で大きさは中程度、果肉は緻密できめが細かく、ほんのり甘くて柔らかい味わいです。

かぶの中は白色、葉も柔らかいので美味しく食べられます。
飛騨の赤かぶは古来、栽培されている紫色の八賀かぶを元にして品種改良してできたものと言われています。

ほとんどがお漬物として食べられますが、そのほかに煮物や味噌汁の具としても美味しい赤かぶです。

飛騨の「赤かぶ漬け」とは

赤かぶ漬けはひだの伝統的なお漬物で塩だけで乳酸発酵させたお漬物です。
飛騨地方は標高が高く寒い土地柄のため、雪に覆われて野菜が収穫できない冬の間に食べる保存食として各家庭で作られていました。

そのため、11月に赤かぶを収穫したら、雪が降り始める前に漬け始めて冬に備えます。
飛騨の赤かぶ漬けはじっくり、ゆっくり発酵・熟成した酸味と、赤かぶのほのかな甘さがクセになる美味しいお漬物です。

おすすめの「赤かぶ漬け」ブランド4選

飛騨の赤かぶ漬けは大きな特産品なので、数多くのブランドの赤かぶ漬けがあります。
添加物を使わないものから、さまざまな種類の漬け方のもの、赤かぶ漬けを加工したものなどの赤かぶ漬けをこれから紹介していきます。
飛騨高山を訪れたら、ぜひお土産を購入する際の参考にしてください。

1.古式製法で添加物を使わない「よしま農園」

添加物を使わない古式製法にこだわった赤かぶ漬けを作る「よしま農園」の赤かぶ漬け。
100年以上前から伝わる木樽を受け継ぎ、自然な乳酸発酵を促し、独特の酸味とコクのある昔ながらの味の赤かぶ漬けを味わえます。

「よしま農園」の赤かぶ漬けは、お土産物屋だけではなく、日本三大朝市である宮川朝市で購入が可能です。
宮川朝市では地のものや民芸品などを地元の方と会話をしながら買えるのが楽しい朝市。
飛騨高山を訪れたらぜひ、宮川朝市を覗いてみてください。

2.飛騨紅の品種にこだわる「飛騨山味屋」

創業90年以上続く老舗の味「飛騨山味屋」の赤かぶ漬け。
飛騨の赤かぶの中でも、品種は飛騨紅にこだわり、契約農家の赤かぶしか使用していません。

「飛騨山味屋」は伝統の赤かぶ漬けだけではない赤かぶ漬けがあります。
ピリリとした辛さがクセになる、赤かぶ青唐辛子漬けや、漬物の定番、甘酢漬け・千枚漬けなどさまざまな種類の赤かぶ漬けを楽しめます。

また旅行の際に購入しやすい観光エリア中心部の三ノ町に直営店があり手軽に購入が可能です。

3.注文を受けてからの樽だし「漬物用心棒」

昔ながらの手作り製法と低温熟成で時間をかけて発酵させた、独特のうま味と酸味を醸し出す「漬物用心棒」の赤かぶ漬け。
通常の赤かぶ漬けだけではなく、蔵出し直送、樽生無殺菌の特別な赤かぶ漬けも販売しています。

注文を受けてから樽から出して発送するので、みずみずしい味を味わえます。
しかし、樽生無殺菌の赤かぶ漬けは日持ち20日の特別な商品なので注意が必要です。
そのため、旅の楽しい気分を思い出しながら、帰宅後にネットで注文して楽しむのがおすすめです。

直営店は古い街並みの近くにあり、通常の赤かぶ漬けはこちらで購入できます。

4.めしどろぼ漬けが人気の「うら田」

赤かぶ漬けを天日塩のみで漬け込む「うら田」の赤かぶ漬け。
「うら田」では「めしどろぼ漬け」がロングセラー商品となっています。
めしどろぼ漬けは飛騨の赤かぶのお漬物を刻み、野沢菜や大根などと合わせて加工したものです。

赤かぶ漬けの酸味に、野沢菜や大根の旨味がさらに美味しさをアップして、クセになる美味しさです。
めしどろぼ漬けは、ご飯を盗んでしまいたくなるほど美味しいお漬物であるのが名前の由来と言われています。

ご飯のせたりお茶漬けやチャーハンにしたりと、さまざまな食べ方が楽しめ、ネットでも人気のお漬物です。

まとめ

岐阜県飛騨地方の伝統野菜である飛騨赤かぶは、特産品の赤かぶ漬けとして親しまれています。
ここでは、直営店で買えるものから、直送でしか買えないもの、赤かぶ漬けを加工したものなど、さまざまな赤かぶ漬けを紹介しました。

それぞれ特徴がある赤かぶ漬けなので、きっと好みのものが見つけられるのではないでしょうか。
岐阜県飛騨地方へ観光に行く際は、今回ご紹介したものを参考にしてお気に入りを見つけてください。

TVでも紹介された飛騨高山のカヌレのお店『アマヤカ亭』